備忘録

Suzukiの備忘録。主に海外PCゲーム中心。

Deck de Dungeon 2 レビュー

皆さん、こんにちは!

今日はDeck de Dungeon 2 <以下、DDD2>のレビュー記事を書きたいと思います。

先に言っておくけど激辛だよ!

What's DDD2 ?

ddd2.nussygame.com

DDD2はOhnussy 氏が代表を務めるNussygameの運営するオンラインカードゲームだ。

ただし対人型対戦カードゲームではなく、NPCを倒していく形式の一人用ゲームとなっている。

自分の持つカードプールから10枚のカードを選択しデックを作成。

そのデックを用いてダンジョン攻略を繰り返していく、というゲームだ。

 

面白い?もちろん!

面白いよ!DDD2は2と銘打つだけあって、前身となったDDDが存在する。

Ohnussy氏が発表してきたフリーゲームのなかでB100、DDDは高いクオリティと、リプレイ性を持っている。

個人的には先にこの二つのゲームを遊んでからDDD2をプレイしたほうが入りやすいと思う。

 

なんで辛口?

DD2は製作側からはDDDの後進とされているが、筆者から見ればDeck de Fantasy<DDF>の続編に見える。

筆者はDDFもプレイしてきたが、DDD2の発表を受けた際には大きく落胆したものだ。

というのもDDFは当時数値のインフレーションと、プレイモチベーションの設定という課題を抱えていた状態であり、これをどう解決するのか期待しながら待っていたからである。

しかし結果として返ってきた答えはDDFを横において新作の発表だった。

 

OK,それでおれはDDD2をプレイすべきかい?

答えは制限つきのYES、君が時間か金のどちらかを支払うつもりがあるのならYESだ。

どちらも支払うつもりがないなら、おそらく30分から2時間程度の間に、プレイフィールに不快さを感じ始めるだろう。

特にDDDをプレイした経験のあるプレイヤーならなおさらだ。

モタモタと固い敵、理不尽なワンターンキル、何より遅々としてアップグレードされない資産。

こういった問題に行き当たることは目に見えている。

では、なぜ時間と金がそれらの問題を解決するために必要なのか説明しておこう。

答えはこのゲームの目玉となるギミック<覚醒>に集約される。

 

覚醒?

DDD2は前述のとおりカードゲームだ。それぞれのカードには4段階のレアリティが設定されている他に、覚醒というオプションが用意されている。これはレアリティとは別に1%の確率で付与される能力だ。

カードは毎ターンプレイすることで能力を発揮するが、覚醒はデックに入っているだけで常に効果を発揮する。

この覚醒が非常に強く、またこの覚醒がデック構築の醍醐味だと言ってもいい。

 

そいつは面白そうだな!

そこで時間か金が必要となる。

DDD2はプレイ開始最初期のボーナスで5パック、25枚のカードを引かせてもらうことができる。君がお金を払いたくないのなら、覚醒カードを最低1枚は引くためにリセットマラソンを行うことが推奨される。ちなみに筆者は120周のリセットの果てに☆4覚醒のカードを引き当ててプレイを開始した。

金を払うつもりがあるなら、7800円支払って118パックのカードを引こう。まとめ買いした際のボーナスが非常に大きいので、これ以外の選択肢はあまり考えられない。☆4覚醒は出なくても、中盤までプレイできるだけの資産は最低限手に入るだろう。

 

おいおい、こんなの聞かされて誰がプレイするんだ?

その通りだ。現状のDDD2はプレイヤーが必ず問題に突き当たるように設定されている。

そして金を払えば、5000円程度払えば、この問題を突破できる。

それ以外の方法だと、おそらくプレイせずに毎日1パックのボーナスを2年くらい引き続けて寝ているのがいいだろう。

正攻法でプレイするには時間と楽しみのバランスが悪すぎる、というのがこのレビューの結論だ。